
月の満ち欠けと体調の関係とは?
『何だか不調を感じると思っていたら、満月だった…』このような体験をした方はいらっしゃいませんか?
東洋医学では2000年前に書かれた中国最古の医学書『黄帝内経(こうていだいけい)』に「人体も月に影響される」と書かれています。
月の引力によって、海の満ち干きがあるように人体にも影響を及ぼすと考えられ、月の引力が強まるため、血が頭に昇りやすく身体が興奮状態に陥りやすいそうです。下記の症状がみられる場合があります。
・夢をよく見る
・眠れない
・イライラ
・だるい
・気分が優れない
・落ち込む
・体が火照る…など
不調を感じやすい3つのタイプとは?
また、東洋医学の体質的に見てみると瘀血(おけつ)や痰湿(たんしつ)、陰虚(いんきょ)の方も満月に不調を感じる方がいらっしゃいます。
瘀血(おけつ)タイプ
血の流れが悪くなり、滞っている状態です。気が滞ったり、寒かったりすると血の流れも悪くなってしまいます。東洋医学では「不通則痛(ふつうそくつう)」といって、流れが悪くなると、体に痛みが生じるという考えがあり、瘀血(おけつ)となると、肩こりや頭痛、夜間痛が増悪しやすいとも考えられています。
また、シミやくすみ、クマなどのお肌の不調も瘀血(おけつ)の特徴です。血が滞ることによって、お肌に充分な栄養が行き届かなくなります。
瘀血(おけつ)タイプの養生法
瘀血(おけつ)タイプの方は、体を温め、冷えない体づくりを目指しましょう。気が滞ると瘀血(おけつ)の原因にもなります。体を動かして、気の流れを良くしましょう。筋肉には、熱を生む力があります。(骨格筋による産熱)体の筋肉量が増えることで、温める力を高めることができるので、筋肉をつけることも非常に大切です。
また、ファーストフードや揚げ物、お肉中心のカロリーが高いお食事は瘀血(おけつ)の原因になります。食生活を見直しましょう。
痰湿(たんしつ)タイプ
体の中の水のバランスが過多になっている状態です。原因は、水分のとりすぎや冷たい物の食べ過ぎで、からだに余分な水分(痰湿)が生じています。適切に排出されず体の中に溜まってしまうとむくみやめまい、痰がでやすい、吐き気、体が重だるい、冷え・・・そのような症状がみられます。
痰湿(たんしつ)タイプの養生法
水の巡りを良くしてあげることが大切です。飲酒は痰湿(たんしつ)の原因にもなります。アルコールがお好きな方は、摂取を控えましょう。また、飲み物はハトムギ茶や黒豆茶など利尿効果の高いお茶がおすすめです。
冷えの症状がある方は、お風呂で体を温めたり、運動をして汗を流すことも良いでしょう。
陰虚(いんきょ)タイプ
『虚』という漢字には「中身がない。からっぽ。からにする。」というような言葉の意味があるように、『陰』が身体の中から少ない状態を表します。『血、水』は陰に分類されるので、『血、水』が不足している状態です。では、陰虚(いんきょ)となるとどの様な症状が起こると思いますか?イメージしてみてください。
身体に潤いと血が足りない状態のため、乾燥肌、めまい、かすみ目、頬が赤くなりやすい、のどが渇く、空咳がでる、手のひら、足の裏が熱い、寝汗(盗汗)、尿が濃く少ない、便秘などの症状がみられます。湿度が高くても、不快に感じない方は、もしかすると「陰虚」の状態かもしれません。
陰虚(いんきょ)タイプの養生法
体に潤いを与える食生活の改善が重要です。普段、あまりお水を飲まない方は、水分補給をしっかりしましょう。また、東洋医学では、辛味のある食材は体を火照らせ、潤いを奪ってしまうので、体を乾燥させやすくすると考えられています。
陰虚タイプの方は、体が乾燥している状態ですの、避けましょう。潤いを与えてくれる食材「ナッツ類、ぶどう、トマト、オクラ、白色の食材(白きくらげ、蓮根、梨、山芋、豆腐など)がおすすめです。
最後に
日頃のお疲れやストレス、偏った生活習慣等が不調を感じる原因となります。何だか満月や新月の日は特に不調を感じる方は、ご自身のカラダを労わってあげましょうね。
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